恋人と精神的に限界がきていて別れたいと話した。全ては飲み込めていないけど、と言われたがどちらかというと合意の方向性に持っていけた。まだわからないことだが、かなり肩の荷が降りた感じがある。別れた状態だと思うと、相手の状況を労り優しくできる気持ちが湧いてくるのが不思議だ。不思議ではないな。まず最も大きいのは今後の揉め事から解放される兆しが見えたということだ。本当にこれは大きい。次に、当初予定していなかった、総合的な生活の全てを背負う覚悟やプレッシャーから逃れられる。彼側の事態が進まない状況も一歩引いた目線で見られる。それが彼の側にとってはもしかしたら尋常でなく苦しいことではあるかもしれないが。
一旦別れて結婚の候補者の一人程度の目線になることが現実的に検討され始めただけで、こんなにも彼に対する厳しい目線から離れることができるとはと思う。生活や将来という視点から分離されることでここまで気持ちが穏やかでいられるとは思わなかった。渦中にいないというだけで、彼側の苦しみや想像していたことも客観的に考える余裕が出てくる。彼は彼で私を支えようとする覚悟だったのだと知る。
そわそわはまだ強め。今日はひとりきりだ。穏やかに過ごしたい。
