20240427

 悪夢を見て起床。昨日の夜に母親と電話して、今日うちにやってくることになったことを思い出す。午前中は郵便局に用事。1時間かかる。そして午後は母親と過ごした。比較的マシな一日。

 母親との話はループして気が滅入る。滅入るが、延々と同じ話をしてもいい人間というのも少ない。頓服を飲まずに済んだ。話題はもっぱら彼との関係のことだ。彼がこちらに来る前にも予期的に不安定になっていたという点を指し、自分のASD傾向についての話になる。彼との生活という以前にそもそも他者との生活が苦しいというのがベースにあり、彼の他者ありきの性格との相性が良くないのではという話をした。彼の、早急に物事を判断しすぎという主張も真であるが、直感的に無理だ・苦痛が大きいと感じたのではないかと話す。生活の前哨戦で消耗している上、自分のコミュニケーションに難があり、それで消耗している彼を見ることで消耗している、というループ構造にもなっている。 ルールの取り決めというのも大事ではあるがかなりASD的な思想だし、彼が生活を窮屈に感じるのは当たり前かもしれないと言っていた。私はマイルールの衝突と折衷を重んじているため、相手の病気や異常行動には寛容だが、こちら側のマイルールがあまりに窮屈であるために、彼は寛容であるはずの私とギャップを感じていたのではないか。

 母親は彼がカサンドラ症候群になっているのではないかと言い、その通りじゃないかと思った。私に対して不満を感じている面もあるが、執着があるが故に彼は気合いで耐えようとしている。が、これは気合いで耐えられるものなのかと思うし、何よりそれで消耗している彼をみていると、自分が激しくストレスを感じる。彼は彼で、自立していない、要するに私ありきで生活を決めようとしていることが非常に問題である。たとえば私も最終的に破綻こそすれど正社員をやり一人暮らしを経験したことがあり、弟1ですら一人で暮らしを守っているわけで、こちらに来るにせよまずは生活が自分ありきではないとおかしいと言われた。だが彼の病状がそれを許すかはわからない。やや話は逸れるが、少し不可解に思うのだが、彼は毎回医者に物事を決めてもらっているのだろうか。彼が彼自身の病気や状態のことを理解するのが苦手だということは、彼が適応障害になりながらも大丈夫と言い続けていたことでなんとなく理解はできるのだが。

 とにかく、お互いがお互いに正当性はあるが少しずつおかしく、結婚というものを甘くみていたとしかいえない。

 夜は、私の借金も含め、金銭のことに関して清算の同意を撮るために通話した。思ったより長く、余分なことも話した。「自立」についての必要性は、彼に感覚的に理解してもらうことが非常に困難だということが、今日も何度も話して身にしみた。「私との関係が存在しなくても(仮に破談となっても)東で就職をするぞという意欲」を前提としてほしいというような話した。彼はそれを「覚悟」という受け取り方をした。覚悟というか、もっと自然なことなんだけど、どうしても私ありきで物事を考えさせてしまうね。そして、覚悟するのはいいが、実際にそれが実行可能なのかについては正直難しいんじゃないかと思っている。いきなりの一人暮らし、手続き、金銭、仕事を見知らぬ土地でやるのか。負担が大きすぎる。やる気だけではどうにもならない部分がある。言っておいてなんだが、やはり彼は医師の指示を仰ぐしかないのかもしれない。