20240506

昨日の夜恋人と文面上でやり取りをした。以前に比べてかなり手応えのあるやりとりだったと思う。なんというか、自分の感情について記すのが重要なのかなと思ったので、改めて書こうと思う。

我々の状況は非常に差し迫っていて、慎重に迅速に、前を向いて生活をしていく必要があった。とりわけ自立した生活を進めていくというのは非常に重要なことで、必要に迫られていたと感じる。なぜなら今後夫婦となるのだとしたら、いつまでも介助を頼りにすることができないからだ。金銭面でも、現時点で彼の今後の稼ぎの見通しが立っているわけでもないし、いずれにせよ自分が迅速に自立してお金を稼ぐ必要も感じていた。

4月が始まり、実際日常生活をはじめてみた。ヘルパーさん頼りだった中、必要な日常動作というものが増え苦しかった。何より考えなければならないことが膨大に増えた。結構なストレスだったが、そのように生活を回すことが愛だと思ってやっていた。しかし彼に生活に関連する考えや将来のことを話してもいまいち手応えがなく、不安だった。手応えがないから、何度も同じ話をした。その様子は神経症的に見えたことだろう。むしろ私の頑張りは彼にとっては私を遠く感じさせる要因にすらなった。彼は生活を進めることではなく私との停滞を望んだ。遠く故郷を離れ離職し不安な彼の心にはまずそれが必要だった。私はそれを理解しなかったし、理解するには状況が逼迫しすぎていた。

一方で、私は私で傷つきながら前を見据えていた。 頑張って生活を進めようと努力する中、彼に変わってしまったと言われたことは、本当に、あまりにも、絶望的なことだった。彼が私と生活を共にやる気がない、すなわち愛をやる気がないと考えるのはとてつもなく悲しいことだった。だから彼は生活力がないから何もわからないんだと考えるようになった。生活力がないから今のことも未来のことも話し合いができず、意図せず私に押し付けているんだと思った。それは確かに合っている部分もあるだろう。彼は生活をする私のことを指し「存在が遠くなった」と連日泣いた。このやり取りで、私はどんどん悲しくなり疲れていってしまった。あまりにも生活に関する価値観がかけ離れているから、分かり合えないのだと思った。

親に彼の様子がおかしく、私も参ってしまっていると相談した。一旦実家に帰ったあと、お互いの言い分を聞くために家族が彼との話の場を設けた。その後は親に借金の話などがいったりと、全体的に様子が不穏になりつつも、もう一度やってみようという方向になった。だが自分の家に帰ればまた生活がはじまる。絶望的だと思った。少しうまくいった日もあったが、別居の選択肢がなぜダメなのか聞くと、相手が感情的になってしまった。私は生活のせいでうまくいかない→別居すれば良いと思っていたが、彼の問題視していた点はそこではなかったから、話は延々と噛み合わないまま続いていた。私は、あまりにも彼の生活を問題としない態度に、この人は本当に何もわからないんだ、自立心がないんだ、一緒にいると一生生活のことで主導権を握らなければいけないのだと思うようになっていった。

その後、何度も彼とは話し合った。しかしやはりその度に生活のことは取り沙汰されず、私が神経質になっており、今後経済面で楽になれば全てが解決するかのように話が持っていかれ、ますます嫌になってきてしまい、気持ちが不安定になった。問題意識が違いすぎると思った。それに、明らかに彼は調子が悪く、経済面を楽にするという意味でも出遅れている状態で、何を言っているんだろうとすら思った。私と生活を共にしていきたいということも含め、言っていることとやっていることが何も一致していないと思った。実際に生活面経済面で彼は自立をしたことがないし、私の言っていることは焦りでもなんでもなく、ただ二人のために生活のことを考えていただけなのに、と思った。会話を重ねれば重ねるほど、お互いの考えの違いが浮き彫りになった。彼との未来を考えると苦しくなるようになっていった。お互いにまずは自立をした状態ではじめないとこうなるのだ、と強く思った。

彼からすればたった一ヶ月の間で捨てられたとなるのは間違いない。しかし二人の間には絶望的な溝があるとわかったのだから、傷の浅いうちに別れたいと思った。少なくとも現時点での彼と未来を考えていくのは難しいと感じた。

今でも彼のことは好きで、どうしたらいいかわからない。ただ、少なくとも今一緒になることを考えるのは難しいのかもしれない。一緒になるならば、お互いに自立して体調を整える必要がある。