20230809

大体一日寝ていた。

都会の人は子どもの頃に虫を殺して遊んだりしないらしく、びっくりしたことがあるという話を恋人にした。でも恋人も都会の人だから微妙な反応で、やっぱ感覚違うんだーとなった。

田舎のガキは虫を殺しまくる。男兄弟もおらず家遊びが多い女子はもしかしたらしないかもしれないが、野生で遊びまくっているような子どもは大体虫を捕ったり殺したりして遊ぶ。蟻を6分割するし、巣に水を流し込むし、ミノムシのミノを剥ぐし、ナメクジに塩をかけて溶かす。割とみんなそんなもんだ。近所の友達の兄は毎日田んぼの溝でザリガニを釣り、水槽の中にギチギチに集めていた。そうするとザリガニたちは共食いし始めて、最後には1匹も残らない。そしてそういう話を親にしても、自分たちの頃は蛙に爆竹を詰め込んでたしなあ、と言うだけで怒られることもない。どうせいずれはやらなくなるし、そうやって命の大切さ(?)を学んでいくもんだろう、みたいな感覚。

だからかつて、あるある話として東京の人に幼少期の話をしたときには、微妙にサイコパスアピールのように受け取られて混乱した。北海道の人に話したらあるある!て感じだったけどな。都会の人からするとドン引きなんだろうな。そもそも都会では虫なんて田舎の千分の一も見ないだろうし、子供でも遠出できるような交通手段があり、野生以外の娯楽や文化が山ほどあるだろうしな。我々がようやく虫遊びをしなくなってくるような年齢に、都会の子供たちは受験勉強をはじめている。田舎に住んでると、クソガキの年頃に勉強なんかさせて意味あんの?とか思うけど、育ちが違うと精神年齢も違うんだろうと思う。

苦しくて明け方まで寝れず。眠剤を飲むと幻聴幻覚がある。パーティ会場みたいなざわめきを感じながら眠る。