空いている時間に恋人と話をした。毎回、寂しくて傷を舐め合いたいのに、傷口を広げるような、そんな会話になる。向こうからするとこちらが過剰に生活力などを気にしているから別居の条件を飲むといった感じらしく、またあなたは悲観的であり、リアリストを気取っているが、はたしてそうですか？と感じる、とも言われ、ややめまいがする。お互いに話の向いている方向が違いすぎる。 長期的な話は今する話ではないらしい。横槍によって大事になっていると感じているようでもある。何度か話しているが、「これからよくなる」というかもしれないの話に賭けるのではなく、今現在が破壊的状況にあるから、一旦状態をまっさらにして、未来の生活が安定して冷静な自分たちがまた結婚するか決めようという主張は、そんなにおかしいところはないと思う。感情が揺れ、長らく思考がまとまらなかったが、ようやく話のピントが合ってきた気がする。
彼からすると仕切り直しの判断は早急らしい。確かに早急は早急だが、ではいつまでなら早急ではないのかもわからない。現状の私からすると今後自分がどのような苦労をするのか思い描くのに十分な時間があったと思う。 お互いに精神的によくない傾向がある状態だからこそ、一旦リセットする必要があるのではないかと感じる。こういった話し合いで(しかもバラバラな方向を見ているようなダメな話し合いで)お互いがさらに疲弊している。二人とも恋愛の感覚で結婚を思い描いていたのだと思う。
泥沼化している状態の私は冷静な判断ができず、恋人と話すといつも違和感を感じながらも丸め込まれるような感覚になる。誰か第三者が同席した上で話し合いをしたいと感じる。私の周りには、中立的立場をとることに長けている人間が多いが、私が呼んだ人間と話をしても、彼は納得できないだろう。そして、彼の定義では医者以外に「相談」できる相手はいないようだ。
今日も頭がギュッとなり喉が詰まる感覚があった。全体を通して思考がまとまりにくい。同じことばかり考えている。頭痛がひどい。
